自動配膳システムとは、エクスウェアと凪スピリッツが共同開発したシステムで、料理のオーダーから配膳までICTを使って自動化します。ラーメン凪大宮店では2015年にすでに導入しており、大幅な人件費の削減とスピーディーな配膳を実現しています。
配膳システムは着席センサー、オーダー端末(iPad)、キッチン端末(iPad)、キッチンプリンター、配膳レーンで構成されており、ラーメン凪福岡空港店では、既存の配膳システムを大幅に強化し、以下の機能を実現します。
1. 着席管理機能
お客様が座席に着席したことを着席センサーで感知し、オーダー端末に麺の固さ、味の濃さ、油の量などの好みを選択できる注文画面を自動で表示します。また、端末の操作方法がわからないお客様がいる場合、スタッフに連絡が行き、お客様を素早くフォローすることが可能となります。
2. オーダー機能
各座席のオーダー端末から受け取ったオーダーはリアルタイムで厨房端末に表示するとともに、キッチンプリンターにオーダー伝票を印字します。また、オーダー端末は訪日外国人向け機能として英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語の多言語化を実現しています。
3. キッチンタイマー機能
キッチン端末ではオーダーされた麺の固さなどに応じて、麺の茹で時間をカウントダウンするキッチンタイマーが動作し、一定品質の麺茹でを実現します。
4. 配膳
出来上がったラーメンを配膳レーンに置くことで、注文があった座席にラーメンを届けます。
エクスウェアでは、今後凪スピリッツと共同で人工知能(AI)を活用し、さらなる自動化とマーケティングへの活用を実現し、ラーメン店以外への展開を推し進めます。